東西南北のそれぞれの向きの部屋の特徴

東西南北それぞれの向きの部屋の日当たりの特徴

賃貸物件を探すこだわり条件のひとつに部屋の向きがあります。

「南向き」の部屋がなんといっても一番人気ですが、意外とそのメリット・デメリットを知らず、思い込んでいるだけだったりします。

東西南北のそれぞれの部屋向きの特徴を知ることで、冷暖房にかかる光熱費を節約できたり、そもそも家賃の節約になったりします。

詳しく解説いたします♪

南向きのお部屋は人気ナンバーワン！

東から上った太陽が、南を通り。西に沈みます。その間、南向きなら、角度を変えながら日中を通して陽の光が入ります。

晴れた日なら、室内の照明はつけなくても生活できます。そして、冬はぬくぬく暖かく、暖房費が少なめで済みます。

夏は、南向きが最も暑くなります。冷房効率を上げるためには、遮光性、厚手のカーテンで、なるべく太陽の熱をが室内に入るのを防ぐようにしましょう。

南向きだったら、なんでもいいか？そんなことはないですよね。前面に建物があると、日当たりは期待できません。賃貸ポータルサイトで、「南向き」とあっても、イコール日当たりがいい部屋ということではありませんので、注意が必要ですよ♪

東向きの部屋は、南向きの次に人気があります。

昔から、日が昇るのが東なので、物事の始まりの方位ということで、縁起が良いとされています。会社の社長さんや、お店を経営している店主さんは、縁起を担いで、東向きの部屋や東向きの窓を重視する人も多いです。

こういった、精神論だけではなく、実際に東向きの部屋では、起床時間に太陽の光が入ってくることで、体内リズムが正常化し、検討な生活の助けになるというメリットがあります。

仕事などでストレスが多い人は、体内リズムを整えるのに朝の太陽の光を活用するために東向きの部屋に住み替えるというのもよいかもしれませんね。

東向きの部屋の冬場は、厳しい？
日当たりが、昼過ぎになるとなくなります。特に冬は気温が低いので太陽光が無いと室内が意外と寒いです。また、洗濯物の冬の午後は乾くのが遅くなりがちです。

いわゆる「西日（にしび）」は、特に50代以上の人には敬遠されます。理由は、日本の住宅が和室中心で畳が多かったからです。

その畳が、西日によってヤケてしまう（紫外線による色あせ）からなのです。また、畳だけでなく室内の家具や建具も同様です。

しかし、現代日本においては、洋室がメインで、畳の部屋は少なくなり、家具や建具も色あせにくい加工がしてありますので、「西向きは嫌だ！」という感覚を持っている人（上記の年齢層以下の人）は、めっきり少なくなりました。

むしろ、西向きの部屋は東向きの部屋と比較すると人気です。日の当たる時間が長く、（日中は）一日中明るいからです。

北向きの部屋はめったにありませんが、あれば、意外とほりだし物件といえます。

理由は、北向きは人気が無いので、需要と供給の関係から家賃が安く設定されているからです。

また、北向きは太陽の光が差し込まないかわりに、それを考慮して、窓を大きくとり「採光」をたっぷりとれるように設計して暗くならないようにしている物件がおおいので、そうなっていたら、ほりだし物件といえます。

たとえば、そういった部屋に、向きを知らずに部屋に入り、北向きと知ると、窓が大きくとても明るいので、「えっ！北向きだったの！？」とびっくりするくらいです。

仕事などで、「部屋は寝るだけ～」という人は、日当たりはあまり関係ないですよね。そして、たまの休日に部屋で過ごす時に採光の窓が大きく明るい室内で、家賃も安いときたら、まさに北向きの部屋はほりだし物件といえます。

東西南北のそれぞれの部屋向きの特徴を押さえることで、自分の生活スタイルや、価値観にあった部屋探しの選択肢が広がります。

「南向き以外だめだ！」思い込んでいたり、逆に「北向きなんて話にならない…」という先入観を無くすことで、選択肢が広がります。

その選択によって、家賃の予算が安くなったり、光熱費が安くなったりします。場合によっては、しなくていい引越しをせずに済むことで、そのお金もかかりません。

お金の面だけでなく、健康面、精神面人も影響がある部屋向きのお話でした。お部屋探しの検討材料になれば幸いです。