ブログ記事更新!「広い部屋にこだわらない!狭い部屋のメリットとは?」
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徒歩分数(○○駅 徒歩○分)の表示について知っておくべき8つのポイント

徒歩分数

不動産広告などの「徒歩分数(○○駅 徒歩○分)」について、知っておくべき8つのポイントを解説します。

徒歩分数は物件から、勤務地までの通勤時間などを検討するのに重要な項目のひとつですよね。ご存知の通り(?)、分数表示って、個人差があったりするので、どんな点に気をつけたらよいか知っておくことで、間違いない部屋探しの手助けになります。

 

徒歩1分は何メートル?

インターネットや、広告チラシで表示する物件から駅までの徒歩分数の表示は、80mを1分と計算しています。

例えば、「徒歩10分」と表記されていれば、物件から駅までの距離は、約800mとなります。

 

徒歩分数に端数が出た場合の表示はどうなる?

「80m⇒徒歩1分」という計算となりますが、端数が出た場合は繰り上げした徒歩分数表示となります。

1000mの場合は…、

1000m÷80=12.5分

となり、繰り上げて、「徒歩13分」表示となります。

ちなみに80mを1分とするのは、速足(はやあし)ではなく、比較的ゆっくり歩いても十分に歩ける距離ともとに決めています。

 

距離と道のりの違いとは

「駅までの距離」とはいいますが、徒歩分数は、物件から駅までの「直線距離」ではありません。

いわゆる「道のり」を計測しています。

「道のり」とは、曲がり角があれば、そこで曲り、つまり、道路に沿って歩く距離です。

徒歩分数を物件から駅までの「直線距離」で、表示してしまうと、実際に歩く距離との差がとても大きくなる場合がほとんどです。これでは、とても「めやす」にはなりません。

 

道のりで、考慮されないロスタイムの要素に注意

「直線距離」ではなく「道のり」であれば、実際の道路に沿った長さなので、実際との徒歩分数と正確性は増します。しかし、この「道のり」に考慮されない要素があり、すなわちそれは、徒歩分数が実際には増えることとなりますので、注意が必要です。

具体的にいうと、下記のものが当てはまります。

  • 信号
  • 踏切
  • 坂道

信号や踏切では、交通ルールに従って、赤信号や遮断機が下りているときには、待っていなければなりません。

坂道(上り坂)では、平たんな道より時間がかかります。

これらのことを考慮に入れておきましょう。

 

「駅からの距離」表示の根拠となる規定

「駅からの距離」の表示の根拠規定は、「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」という、

公正取引委員会で承認された規定です。

【各種施設までの距離又は所要時間】(一部を抜粋)

(8)道路距離又は所要時間を表示するときは、起点及び着点を明示して表示すること(他の規定により当該表示を省略することができることとされている場合を除く。)。

(9)団地(一団の宅地又は建物をいう。以下同じ。)と駅その他の施設との間の距離又は所要時間は、それぞれの施設ごとにその施設から最も近い当該団地内の地点を起点又は着点として算出した数値を表示すること。ただし、当該団地を数区に区分して取引するときは、各区分ごとに距離又は所要時間を算出すること。

(10)徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示すること。この場合において、1分未満の端数が生じたときは、1分として算出すること。

(11)自転車による所要時間は、道路距離を明示して、走行に通常要する時間を表示すること。

 

「駅徒歩分数」によるおすすめトークの違い

不動産営業マンは「駅徒歩分数」によって、微妙におすすめトークの熱量が異なります(笑)。根拠はありませんが、ざっくりとした感覚を書いておきます。

「駅距離」に関する、おすすめトークの違いを知っていると、部屋探しの他の要素、つまり、家賃や築年数だったりその他の要素との比較検討するうえで、自分の頭の中を整理しやすくなります♪

  • 徒歩5分以内…「駅近中の駅近の物件です!」
  • 徒歩10分以内…「駅近です!」
  • 徒歩20分以内…「徒歩圏内です~」
上記はあくまでも目安です。

駅距離の違いによるメリット、デメリット

一般的には、通勤通学を考えると、駅から近い方が、便利です。そして、駅から近いということはお店や公共施設もたくさんあるので、生活するのに便利です。

駅から近いというメリットがある一方で、デメリットもあります。

それは、駅から近い物件のデメリットは下記のものが考えられます。(立地以外の同じような物件を比較して)

  • 家賃が高い
  • 間取りが狭い
  • 築年数が古い
  • 日当たりが悪い
  • 周囲が騒がしい

 

実際に駅まで歩いてみる

最も間違いない方法は、自分で物件から駅まで歩いてみることです。(初めて歩く道は、遠く感じるので、可能であれば複数回を歩くことがおすすめです)

但し、遠方からのお部屋探しで、1日しか探せないなど、時間に制約があるケースもあります。そういった場合は、グーグルマップ(ストリートビュー含む)を活用すると、目検討よりは正確性がましますので、ご参考にどうぞ!

 

まとめ

駅からの徒歩分数は、あくまでも目安です。

現地の状況によっても異なります。そして、個人の歩くスピードによっても当然異なります。

実際に歩いたり、グーグルマップ(ストリートビュー)で、シミュレーションしてみたり、自分できっちり確認しましょう。

「徒歩分数」の表示の根拠がどのように算出されているかを知っておくことで、理想のお部屋探しに必ずやお役に立つことでしょう。